エロイーズ・ベラ・コーン|Eloïse Bella Kohn

エロイーズ・ベラ・コーンEloïse
Bella Kohn

Pianist

1991年、パリ生まれ。3歳でピアノを始め、15歳でパリ国立高等音楽院に入学し、ミシェル・ベロフ、エリック・ル・サージュらに師事。その後ウィーン国立音楽大学にてリーリャ・ジルベルシュタインに師事し、アンドラーシュ・シフなどからも指導を受ける。

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン・コンツェルトハウス、シャンゼリゼ劇場とラジオ・フランスのオーディトリアム、アムステルダムのコンセルトヘボウ、ザルツブルクのモーツァルテウム財団ホール、リスト・アカデミー、ミューパ(ブダペスト芸術宮殿)、ストックホルムのコンセルトヘボウ、リオデジャネイロのセシリア・メイレレス劇場、ソウル芸術センターなど、世界中の一流ホールや音楽祭で演奏。

また、ソリストとしても、ベルリン放送交響楽団、パリ室内管弦楽団、モロッコ・フィルハーモニー管弦楽団、ブラジルのテアトロ・ダ・パス交響楽団などの一流アンサンブルのほか、ジャン=クロード・カサドシュ、スタンリー・ドッズ、マルク・コロヴィッチ、クリストフ・コンツなどの指揮者のもと、アクサンチュス合唱団と共演している。

自らプロデュースする彼女のレコーディングは国際的なメディアから賞賛され、フランス・クラシカ誌「CHOC de Classica」、ディアパゾン誌「Diapason d’Or」、フランス・ミュージック「Le Choix de France Musique」を受賞、またオーパス・クラシック賞にノミネートされるなど数々の賞を受賞している。

ドビュッシーの前奏曲全集に捧げられた彼女の最初のアルバムは2018年にリリースされた。次いで2021年にリリースされたアルバムでは、J.S.バッハの『フーガの技法』に新たな光を当て、作曲家でありオルガニストでもあるティエリー・エスケシュに、バッハが未完のまま残した最後のフーガの新バージョンの作曲を依頼。2022年には、フランス・ミュージックとの共同制作によりアクサンチュス合唱団とのアルバム『サン=サーンス/アーン:合唱作品集』をリリース。また、ベルリン放送交響楽団との最新のソロアルバムには、フランスの協奏曲が収録されているなど、数々の録音プロジェクトにも携わっている。