マリオ・ヘリング|Mario Häring

マリオ・ヘリングMario
Häring

Pianist

マリオ・ヘリングは1989年ドイツ生まれ。音楽一家に生まれ、3歳でヴァイオリンに初めて触れ、その後すぐにピアノのレッスンを受ける。ベルリン芸術大学ユリウス・シュテルン・インスティテュートでファビオ・ビディーニに、ハノーファー国立音楽大学にてカール=ハインツ・ケマリング及びラルス・フォークトに師事。2017年に最優秀の成績で卒業した。

2018年には権威あるリーズ国際ピアノコンクールで第2位を獲得し、特に注目を集めた。また、セミファイナルで最も繊細で優れた室内楽演奏に贈られるヤルタ・メニューイン賞の初代受賞者でもある。

2003 年ベルリン交響楽団とベルリンのフィルハーモニーへ登場してオーケストラ・デビュー、大成功を収めた。巨匠パウル・バドゥラ=スコダが絶賛したドイツ若手ピアニストの注目株で、これまでにエルプフィルハーモニー・ハンブルク、コンセルトヘボウ、ウィーン・コンツェルトハウス、ケルン・フィルハーモニー、ベルリン・フィルハーモニー、コンツェルトハウス・ベルリン等世界有数の会場、キッシンゲン夏の音楽祭、ルツェルン音楽祭、スタインウェイ国際フェスティバル等著名な音楽祭へ出演。2017年春には、国内外の才能ある若手音楽家が一堂に会するシュヴァルツェンベルク「:alpenarte」音楽祭で初の「インテンダント・イン・レジデンス」も務めた。彼のコンサート活動はすでにすでにヨーロッパ、アジア、アメリカ全域にまで及んでいる。

室内楽のパートナーには、シャロン・カム(Cl)、ヨン・ソヨン(Vn)、パブロ・バラガン(Cl)、キアン・ソルターニ(Vc)、エマニュエル・チェクナヴォリアン(Vn)らがいる。

Bawandi Trios(メンバー:パトリック・ホリッヒ(Cl)、アレクサンドル・カストロ=バルバ(Vc))、カピバラ・ピアノ・クァルテット(メンバー:岡田脩一(Vn)、近衞剛大(Vc)、ミンジョン・キム(Vc))のメンバーでもあり、2023年の大阪国際室内楽コンクールでは、ピアノ四重奏団として史上初の優勝を果たした。

近年は、チェリストのキアン・ソルターニ、オーボエ奏者のクリスティーナ・ゴメス・ゴドイ、ヴァイオリニストのサラ・フェランデスらとともに、ECHOの「ライジング・スターズ」シリーズの一員として、ヨーロッパの主要コンサートホールで定期的に演奏している。

現在、3枚のソロアルバムと5枚の室内楽アルバムをリリース。アルバム『Røta』では、ヴァイオリニストのラグンヒル・ヘムシング、チェリストのベネディクト・クロックナーとともにOpus Klassik 2021を受賞するなど活躍の場を広げている。

ベルリン・クラシックスからリリースされたアルバム『EXTASE』では、ドビュッシー、リスト、コネッソン、スクリャービン、ケージ、ラフマニノフ、ワーグナーの作品とともに、21世紀初頭の「テクノ・パレード」を収録している。

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