髙橋 直史Naoshi
Takahashi
Conductor
東京藝術大学指揮科卒業、同大学大学院修了。国際ロータリー財団奨学生として渡独し、ミュンヘン音楽・演劇大学大学院指揮科修了。その後文化庁派遣芸術家在外研修員としてバイエルン州立歌劇場で研鑽を積む。在独中にブランデンブルク歌劇場客演指揮者、オズナブリュック歌劇場専属指揮者兼コルペティトール、エルツゲビルゲ歌劇場第一指揮者、その後音楽総監督及び同交響楽団首席指揮者を歴任。2021年に15年間続けた音楽総監督を退任し、日本に音楽活動の場を移す。2022年4月より大阪交響楽団首席客演指揮者に就任。また、金城学院大学文学部音楽芸術学科教授として後進の育成に力を入れている。
ドイツ・エルツゲビルゲ響に於いては、毎年日本人作曲家による作品を取り上げるなど、そのオーケストラのレパートリーを大幅に拡充し、ドイツの現代作曲家シュミット・コヴァルスキーによる作品の初演・CD録音を始め、メンデルスゾーン、シューマン、日本人作曲家によるギター協奏曲集(ソリスト:谷辺昌夫)等の録音によりその充実した演奏が記録されている。また、同地ではペーター・レーゼル、ヨッヘン・コヴァルスキー、ペーター・ダム等、往年のマエストロとの共演も特筆される。
新日本フィル、読響、名フィル、セントラル愛知響、大阪響、東響、日フィル、ドイツ・エルブランド響、ブランデンブルク市立歌劇場、オズナブリュック歌劇場、アウグスブルク歌劇場、エルツゲビルゲ歌劇場、チェコ・プラハ国立歌劇場、ピルゼン放送響等、オペラ、コンサートの双方において国内外のオーケストラと共演すると同時に、NHKカルチャー講師としてオペラ講座を担当するなど、音楽の魅力を広めるべく講演活動も行う。